国試対策としての精緻化リハーサル

以前投稿したように、河合塾の公認心理師試験対策講座を現在受講しています。今日は記憶についての学習をしました。その中で、精緻化リハーサルについて、おさらいも含めて書いてみたいと思います。

効率的な記憶(暗記)の仕方

皆さんは国家試験対策をどのように行っているのでしょうか。本を読んだり、講義を受講したり、模試を受けたり過去問を解いたり。なかなか記憶の定着をはかっていくのは難しいですね。いわゆる丸暗記は記憶に残りにくいですし、つまらないですよね。

より効率的に物事を覚える方法、それは関連付けて覚える、ということです。今日受講した講義の中で出てきた、精緻化リハーサルがまさに関連付けて覚える、に該当します。

短期記憶で一時的に保持している情報を、他の知識と結びつけたり構造を理解しながら反復すること。具体的には、いくつかの単語を1つのイメージとして組み合わせたり、漢字を構成する要素にいったん分解してから書き方を覚えることなどがある。このように情報を整理することで、長期記憶ネットワーク短期記憶内の情報が組み込まれる。そのため、精緻化リハーサルを行うと、維持的リハーサルの場合とは異なり、覚えようとする事柄への理解が深まって記憶が安定する(忘れにくくなる)と考えられる。

引用:コトバンク

ということで、コトバンクからの引用ですが、要約すると精緻化リハーサルをすると、記憶が安定しますよ(覚えやすいですよ)、ということですね。

精緻化リハーサルの例:語呂合わせ

具体的な精緻化リハーサルの例ですが、語呂合わせがあります。例えば年号の暗記。皆さんも経験があるのでしょうか。”鳴くよウグイス平安京”=794年などです。更に効率が良いのは、意味と語呂がマッチしているとなお良いですね。例えば、以下はどうでしょうか。

意欲に燃えた、コロンブス(1492年 アメリカ大陸到達)

個人的に秀逸だと思う語呂合わせです。当時の提督が持っていた熱量が伝わって来る気がして、個人的に好きで覚え安いと思います。このように、短期記憶を長期記憶に組み込んでいく過程で、とっかかりが何かあると、行いやすいですし、想起するときのとっかかりが増えれば増えるほど、そうしやすくなると言うことが言えます。

実際、呪文のように1492年コロンブス、1492年コロンブス 、1492年コロンブス、1492年コロンブス・・・・と呪文のように唱えたり書き連ねても、記憶の固定化にはなかなか繋がらないですね。そうではなくて、他の事象と関連付けることで、芋づる式に引っ張り出していけるようにしていくのが、効率的な暗記方法だと思いますし、理論的な裏付けも(心理学の中で)しっかりと定義されていると言えます。

究極の国試対策は、過去問サイト作成?

私自身の工夫としては、社会福祉士の受験勉強のために、国試の過去問解説を行っています。正直、昨年度の試験を実際に解いてみたところ93点(89ボーダー)ということで、ギリギリでしたね。来年度の試験に向けて、自ら過去問の解説をする中で、記憶の定着を図っているわけです。記事として書いていく中では、当然しっかり調べていく必要が有るので、理解もしやすいですね。まあこんなやり方もあると言うことで・・・

皆さんも色々工夫してみてください。

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