2018年度(第31回)社会福祉士国家試験解説 第20問 マックス・ウェーバー

問題20

 社会的行為の主観的意味を理解することを通して,その過程及び結果を説明しようとする考え方を表す用語として,最も適切なものを1 つ選びなさい。


1 合理的選択理論
2 主意主義的行為
3 理解社会学
4 コミュニケーション的行為
5 社会システム論


引用元: 第31回(平成30年度)社会福祉士国家試験 試験問題

ウェーバー.M(人名)を覚えていればボーナス問題か?

マックス・ウェーバーは、過去の国試で頻出です。それだけに、しっかりと理解を深めておくことがそのまま得点がしやすくなるということです。実際、今回の問題でもしっかり出題されています。過去問をしっかり、その中身まで対策していれば、この問題は即答できる問題となっています。もっとも、この問題に関して言えばまったくわからなかったとしても、問題文の” 理解することを通して ”から、まったくの勘で”理解社会学”を選べば、正答することもできましたね。私のことですが・・・

支配システム

ウェーバーについては、まず支配システムを理解します。過去問で頻回に出題されている中身です。Wikipediaを引用してみます。

「経済と社会」の中の「支配の諸類型」における、正当的支配の三つの純粋型、すなわち「合法的支配」「伝統的支配」「カリスマ的支配」は社会学や政治学の分野で広く受け入れられることとなった。

引用元:Wikipedia

合法的支配・・・法の下の支配です。

伝統的支配・・・階級制だとか、伝統的な支配です。親の言うことには従うべきみたいな儒教的なものもここに入るのかな。

カリスマ的支配・・・カリスマ的指導者による支配です。

並べてみると理解できるかと思いますが、近代国家は合法的支配ですね。このことはしっかり覚えておくべきです。

社会的行為 理解社会学

また、ヴェーバーは、社会学という学問の黎明期にあって、さまざまな方法論の整備にも大きな業績を残した。特に、人間の内面から人間の社会的行為を理解しようとする「理解社会学」の提唱が挙げられる。


引用元:Wikipedia

もう一つ、ウェーバーで大切なのが社会的行為です。この問題そのものですね。

「社会理論と社会システム」 は難しいですが、覚えれば覚えただけ点に結び付く科目

なかなか覚えていくのは難しい科目ですが、それだけ差がつきやすい科目といえます。苦手意識を持たず・・・・いえ、むしろ苦手な科目だからこそしっかり対策していきたいところですね。

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