2018年度(第31回)社会福祉士国家試験解説 第13問 心理検査 ※随時更新中

心理検査について お恥ずかしい話、初見で解けませんでした・・・ →公認心理師試験の勉強にあたり、随時加筆中

問題13

心理検査に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。


1 MMPIでは,単語理解のような言語性の知能を測定する。
2 PFスタディでは,欲求不満場面での反応を測定する。
3 TATでは,インクの染みを用いた知覚統合力を測定する。
4 WAISでは,抑うつの程度を測定する。
5 CMIでは,視覚認知機能を測定する。


引用元: 第31回(平成30年度)社会福祉士国家試験 試験問題

私が医療現場で働き始めた当初、最初に思ったのは略語がやたらと多くて、わけがわからないなーということです。(正式な略語と、スラングは違いますが・・・)

この問題ですが、正直「覚えるしか無い」ですね。知っているか知らないかを問うているので、覚えていない人には手も足も出ない問題かと思います。実際私は手も足も出ませんでした。※公認心理師試験の勉強始める前の話です!公認心理師受ける人は、これは逆に簡単すぎて、間違えたらだめですね!

唯一、選択肢3だけは、有名なロールシャッハテストのことだろうから、違うだろうな、と除外しましたが、あとはもう鉛筆転がすしか無かったですね・・・

心理検査の種類を覚える

MMPIは、人格検査です。

PFスタディは、カードを用いた欲求不満検査です。正答

TATは、投影法の一種です。

WAISは、ウェクスラー知能検査の略です。文字通り知能検査。

CMIは、身体的・精神的自覚症状の検査ができるそうです。

正直、あまり力を入れられないので、簡易的な解説とさせていただきます。(公認心理師の講座受講後は加筆するかも知れません)

加筆 投影法について少し学習しました

公認心理師試験に向けての学習を進める中で、復習も含めて加筆修正していきたいと思います。

PFスタディについて

PFスタディは、投影法カテゴリーに分類される検査です。

そもそも、PFって何?

最初のPFは、Picture Frustrationの頭文字です。ピクチャー(絵)、フラストレーション(欲求不満)ということで、絵を使って欲求不満を図っていく検査、というように意味づけて覚えると、わかりやすいと思います。あらためて、選択肢3を見ると、そのままですね!

吹き出し付きの絵を使い、コメントを書いて貰う検査

階段に座り込みをしている人がいて、通れず困っている人のイラスト

ストレスを喚起するような絵に吹き出しが付いていて、そこに書き込んでもらうと言うようなテストの形式です。投影法の検査なので、無意識的な攻撃性の型などを測定します。投影法は、バイアスがかかりにくい検査と言われています。質問紙法の場合は、できるだけ自分をよく見せよう!と、回答の際に被験者が操作を試みることができますが、投影法の場合、検査の意図がわかりにくいこともあり、そのような回答のバイアスが生じることを一定除外することが期待できます。

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