2018年度(第31回)社会福祉士国家試験過去問解説 第136問 医療型障害児入所施設

問題136 医療型障害児入所施設に関する次の記述のうち,正しいものを1つ選びなさい。


1 医療法に規定する病院として必要な設備を設けることとなっている。
2 環境上の理由により社会生活への適応が困難になった児童が入所対象である。
3 児童の遊びを指導する者を配置しなければならない。
4 障害児入所給付費に関する事務は市町村が行っている。
5 虐待を受けた児童ではないことが入所の要件となっている。

引用元: 第31回(平成30年度)社会福祉士国家試験 試験問題

医療型障害児入所施設は、医療提供が必要なASD、肢体不自由、重症心身障害児等の入所対応

医療型障害児入所施設についての問題。
障害児入所施設は、医療型と福祉型があります。
医療型は、その名の通り「医療」を提供・つまり治療が必要な障害児が入所大将となるため、必然的に医師・看護師といった職種が配置され、病院としての基準、つまり医療法の基準を満たす必要が有ります。

1 医療法に規定する病院として必要な設備を設けることとなっている。

したがって、この選択肢が正答となります。

2 環境上の理由により社会生活への適応が困難になった児童が入所対象である。
3 児童の遊びを指導する者を配置しなければならない。

基本は治療の場、病院となりますので、上記は医療型には適用されません。

4 障害児入所給付費に関する事務は市町村が行っている。

これは、なかなか良いところを突いて来ています(いやらしいとも言う)。
児童通所支援は市町村なのですが、児童入所支援は都道府県となります。

5 虐待を受けた児童ではないことが入所の要件となっている。

入所支援において、当該条件は付されていません。

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