2018年度(第31回)社会福祉士国家試験過去問解説 第110問 アウトリーチ

問題110 アウトリーチに関する次の記述のうち,適切なものを2つ選びなさい。


1 支援を求めて相談室を訪れるクライエントを対象とする。
2 相談援助過程の援助開始時だけではなく,援助が始まった後も有効である。
3 慈善組織協会(COS)の友愛訪問員活動に起源を持つ。
4 所属機関のバックアップを必要としない対応方法である。
5 地域住民とのつながりの構築は不要である。

引用元: 第31回(平成30年度)社会福祉士国家試験 試験問題

これは基本的で簡単すぎる問題 国語力でも解けるし・・・

アウトリーチ、についての問題で、非常に基本的な問題ですね。これを間違えるようではちょっと厳しいのでは無いか・・・という感じです。
いわゆる受験テクニック、国語力だけでも十分解ける問題だと思いますが、やっぱり実力で解答にたどり着きたいところですね。

5 地域住民とのつながりの構築は不要である。

社会福祉士で、相談員目指そうかという人がこんな選択肢選ぶわけ無いですよね。説明不要かと思います。

4 所属機関のバックアップを必要としない対応方法である。

これも、いくらなんでも無いのではないでしょうか。機関のバックアップが必要ないので有れば、所属する意味が無いですよね。そうでなくとも、選択肢5と同様、様々な機関・社会資源とつながって行くのがソーシャルワーカーの仕事だと思います。

1 支援を求めて相談室を訪れるクライエントを対象とする。

これは、アウトリーチと真逆の発想ですよね。つながっていない人を訪問で掘り起こしていくのがアウトリーチですね。
以上、消去法で3つ消えますから、残った選択肢2つが正答となります。

2 相談援助過程の援助開始時だけではなく,援助が始まった後も有効である。
3 慈善組織協会(COS)の友愛訪問員活動に起源を持つ。

この選択肢の内容も、極めて基本的なため、消去法でも解けるものの、即答したいところですね。2は常識的に考えて正答ですし、3についても説明の必要が無いくらいですね。もう、リッチモンドなんかはあまりに出題されすぎて、出すところが無いと言われてますが、当然勉強しておくべきですね。

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