2018年度(第31回)社会福祉士国家試験過去問解説 第105問 ニード類型論
問題105 ブラッドショウ(Bradshaw, J.)のニード類型論に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
1 規範的ニードは,同じ特性を持つ別の人や地域などとの比較により明らかにされる。
引用元: 第31回(平成30年度)社会福祉士国家試験 試験問題
2 規範的ニードは,「望ましい」基準との対比において,専門家や行政官などが存在を認めたニードを指す。
3 規範的ニードは,クライエントとの契約によってその内容が定まる。
4 比較ニードは,クライエントによって体感的に自覚される。
5 比較ニードは,その存在が社会的に認知されているニードを指す。
ニード類型論も頻出
ニード類型論も、社会福祉士国家試験ではよく出題されている内容です。選択肢をながめると、基本的な内容となっていますので、こういった問題を得点源にできるかどうかで、悠々合格できる人と、不合格となってしまう人の差ができてくる問題では無いかと思います。
- 規範的ニード・・・ 「望ましい」基準との対比において,専門家や行政官などが存在を認めたニード
- 比較ニード ・・・ 同じ特性を持つ別の人や地域などとの比較により明らかにされる。
- 感得されたニード(フェルト・ニード )・・・ クライエントによって体感的に自覚される。
- 表明されたニード・・・個人の表明によって、明らかにされているニード。
2 規範的ニードは,「望ましい」基準との対比において,専門家や行政官などが存在を認めたニードを指す。
上記、ニードについての説明と照らし合わせれば、この選択肢が正しいことがわかると思います。
1 規範的ニードは,同じ特性を持つ別の人や地域などとの比較により明らかにされる。
選択肢中に、”比較”というような言葉が使われており、かつ、他の選択肢に”比較ニード”がでてくるわけですから、これは比較ニードの説明だろうな・・・というのは勘が働かないと行けませんね。