2018年度(第31回)社会福祉士国家試験過去問解説 第88問 量的データの集計や分析

問題88 量的データの集計や分析に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。


1 中央値とは,データの中で出現率が一番高い値のことである。
2 度数分布表は,一つの変数について,それぞれのカテゴリー(階級)に当てはまる度数をまとめた表である。
3 分散と標準偏差は,どちらも平均値からの散布度を示すが,これら二つの指標には関係はない。
4 クロス集計表により変数間の関係を観察するには,相対度数ではなく,観測度数を表示する。
5 ピアソンの積率相関係数は,二つの変数間の非線形関係を表している。


引用元: 第31回(平成30年度)社会福祉士国家試験 試験問題

比較的簡単な問題ですが、誤りの選択肢が、「何故間違っているのか」を理解するのは難しい

 1 中央値とは,データの中で出現率が一番高い値のことである。 

これは、基本なので簡単に除外できるのではないでしょうか。出現率が一番高い値は、最頻値です。名義尺度のところでも触れましたね。

 2 度数分布表は,一つの変数について,それぞれのカテゴリー(階級)に当てはまる度数をまとめた表である。

これが正答。度数分布表は↓こんなような表をもとに、10点の人3人、20点の人3人・・・というように、階級ごとの分布を調べ、表にしていく物です。中学校(?)あたりで習うのではないでしょうか。

氏名点数
a10
b10
c50
d20
e20
f30
g40
h50
i20
j10

後の選択肢は、なかなか難しい内容になってきますが・・・・これだけ、

 5 ピアソンの積率相関係数は,二つの変数間の非線形関係を表している。 

相関係数は、線形関係を表します。これは、色々と調べてみましたが、かなり難解で、しっかり理解することができませんでした・・・。とりあえず選択肢2が選べたので個人的にはこれ以上を問われたら捨てるか・・・という漢字の問題です。

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