介護職員と施設の推移

新しい特養ができる、デイサービスができる・・・よく聞く話ですね。高齢化の進展に伴い、施設が増えていく一方で、そこで働く職員も増えています。現在の介護職員数はどれくらいなのでしょうか?

出所:厚生労働省社会援護局作成資料

青い折れ線グラフが職員数です。平成12年の218万人から、平成28年は622万人ということで、16年間でおよそ3倍となっていることがわかります。また、全就労者数は6,500万人(出所:厚生労働省)ということですから、実に全就業者の1割強が介護従事者というのが実態です。

しかし、このグラフには大きな問題点があると思います。下の方の注2をご覧ください。”特定施設入居者生活介護・地域密着型介護老人福祉施設・通所リハ(デイケア)の介護職員は全ての年に含めていない”と記載されています。

 近年においては、地域密着型特養の整備が各自治体において進められています。そこの従事者が抜け落ちているという点をしっかり認識しておくべきでしょう。平成27年から平成28年にかけての職員数の増が、やや鈍化しているようにグラフ上は見えますが、実際には上記のような理由でもっと増えている可能性があると個人的には思います。(地域密着分が反映されておらず、かつ地域密着の整備が各地で進んでいるため)

このような中で、介護職員としてのスキルアップ・キャリアアップについての考え方について、また投稿していきます。

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