2018年度(第31回)社会福祉士国家試験過去問解説 第139問 市区町村子ども家庭総合支援拠点

問題139 次の説明文に該当するものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
コミュニティを基盤にしたソーシャルワークの機能を担い,すべての子どもとその家庭及び妊産婦等を対象として,その福祉に関し必要な支援に係る業務全般を行う。
また,その支援に当たっては,子どもの自立を保障する観点から,妊娠期(胎児期)から子どもの社会的自立に至るまでの包括的・継続的な支援に努める。
さらに,児童福祉法等の一部を改正する法律(2016 年(平成28 年))を踏まえ,要支援児童若しくは要保護児童及びその家庭又は特定妊婦等を対象とした,要支援児童及び要保護児童等並びに特定妊婦等への支援業務について強化を図る。


1 児童家庭支援センター
2 母子健康包括支援センター(子育て世代包括支援センター)
3 市区町村子ども家庭総合支援拠点
4 地域子育て支援拠点事業
5 要保護児童対策地域協議会

引用元: 第31回(平成30年度)社会福祉士国家試験 試験問題

近年の制度改正、変更は出題要注意

今回の問題は、” 児童福祉法等の一部を改正する法律(2016 年(平成28 年))を踏まえ”ての問題。
ということで、昨今の法改正の中身は、率直に言って出題されやすい部分です。

今回の試験が2回目あるいは更に挑戦回数が多い方もいらっしゃるかも知れません。回を重ねるほど、養成学校で学習した内容との乖離が出てきて、合格が難しくなる・・・というような事を口にされる方も居ますが、個人的には逆・・・というか知識のアップデートができなければ、受からないのは当然ですし、社会福祉士としての資質向上責務も果たせないのでは無いかと思います。
制度はどんどんと変わっていきますので、常に追いかけていく必要が有ります。

2016年の社会福祉法人制度改革、評議員会の必置etcは、試験でも頻出であって、試験対策のうえでは必須と言って良いと思います。
最近の例で言うと、2022年からの後期高齢者負担割合、2割化は、ひっかけなのか、正答としてなのか、わかりませんが、狙われてくると思います。

中央法規の、”社会福祉の動向”は専門学校の教科書まとめ買い時にセットで入ってましたが、あらためて読んでみると振り返りに役に立ちます。この時期、なかなか良いと思います。

3 市区町村子ども家庭総合支援拠点

本問題の正答は、この3です。厚労省の要綱そのものですね。
実際に設置されている、桐生市のHPのリンクを張っておきます。
図などもあり、わかりやすい内容となっています。

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