2018年度(第31回)社会福祉士国家試験過去問解説 第94問 日本のソーシャルワークの発展に寄与した人物
問題94 日本のソーシャルワークの発展に寄与した人物に関する次の記述のうち,正しいものを1 つ選びなさい。
1 仲村優一は,著書『グループ・ワーク 小團指導入門』において,アメリカのグループワーク論の大要を著した。
2 竹内愛二は,著書『社會事業と方面委員制度』において,ドイツのエルバーフェルト制度を基に方面委員制度を考案した。
3 永井三郎は,著書『ケース・ウォークの理論と實際』において,アメリカの援助技術について論じた。
4 小河滋次郎は,論文「公的扶助とケースワーク」において,公的扶助に即したケースワークの必要性を示した。
5 三好豊太郎は,論文「『ケースウォーク』としての人事相談事業」において,ケースワークを社会事業の技術として位置づけた。
引用元: 第31回(平成30年度)社会福祉士国家試験 試験問題
人名問題 ややこしいですね!
人名と著書についての問題です。社会福祉士国家試験は、保育士試験と違って、毎回出る人が同じ・・・なんてことは無いので厄介ですね。(逆に言うと、保育士はほとんど固定化された人しか出ないので・・・)
では、今回出題されている人々と、著書(論文)の対応表を下記に示します。
仲村優一 | 公的扶助とケースワーク |
竹内愛二 | ケース・ウォークの理論と實際 |
永井三郎 | グループ・ワーク 小團指導入門 |
小河滋次郎 | 社會事業と方面委員制度 |
三好豊太郎 | 『ケースウォーク』としての人事相談事業 |
ということで、しっかり対応しているのは、
5 三好豊太郎は,論文「『ケースウォーク』としての人事相談事業」において,ケースワークを社会事業の技術として位置づけた。
こちら、選択肢5となります。